勇者のための四重唱


序曲

空と水と冒険者による組曲「蒼」

第一曲姫と執事と吸血鬼と

善良な一般市民を自負するシリルは、絶対縁の無いはずだった浮浪者一歩手前の「冒険者」が集まるギルドへと足を踏み入れた。シリルは、仕える領主の姫君を魔の手守るため、荒くれ者に力を借りに来たのだ。
シリルが持ってきた領主の依頼に手をあげたのは、彼よりも年若い冒険者のグループだった。

第二曲勇者と40人の盗賊

二年前、エドとアドル達の出会いの物語。
エドは低い山の中で足の不自由な勇者を助けた。彼に誘われ、エドは勇者の率いる冒険者パーティへ加入する。
それから1年後、彼らは大きな仕事を請ける。その仕事は、遺跡探索だった。
しかし、本当は……

第三曲せかんど らいふ

有能な領主がいた。
若くして領主となってから40年、公平な統治を行い領民に慕われ続けた領主がいた。
還暦を迎えた秋分の日、彼は、新たな人生を歩み始める。長年彼を仕えた同年の執事と共に彼が向かった先は、ならず者の集まり、冒険者のギルドだった。

第四曲少年剣士と貴族の坊ちゃん

冒険者がアドルを訪ねてくる。
彼らは小さな依頼者を伴っていた。父のところへ連れて行けという子供の依頼を渋るアドル。だが結局、子供好きの仲間たちに押し切られる形で請けることとなる。
貴族のお坊ちゃんとの珍道中が始まった。

金の大地を駆ける騎士たちの無伴奏合唱「金」

枯れた大地のカンタータ「紅」

気高き森の王のための歌曲「碧」

勇者と魔王と神々のオラトリオ「白」

終曲